
前回「お金用語の基本と管理方法」では、あなたがスモールビジネスを始めたら、すぐにやるべきお金のルールについて解説しました。
この記事では、インターネットでお客さんを集めることと、その他のツールを活用した集客の自動化に挑戦していきましょう。
つまり、あなたのビジネスに売り上げをもたらす、とても強力な“セールスマシーン“を作るということですね。
ビジネスは売れる瞬間がいちばん興奮します。
広告・コンテンツ・メルマガなどのような少し難しい話も出てきますが、初心者のかたに向けて、できるかぎり分かりやすくまとめました。
それでは本日も、特に張り切っていってみましょう!
この記事は、“スモールビジネスの始め方”シリーズの⑥話目です。
その他の関連記事については、「【完全保存版】スモールビジネスの始め方」をご覧くださいね。
セールスマシーンとは【セールスファネル】である
いきなり、セールスファネルって何?って話をしてすみません。
セールスファネルというのは、セールスマシーンを専門用語(マーケティング用語)で言い換えた言葉です。
セールスファネルの例
- たとえばホームページを作って、特定のキーワードで上位表示させて、それをクリックした見込み客がお問い合わせをする。
- またはGoogle広告を見た見込み客が、最終的に自社のECサイトで商品を購入する。
- もちろん、Twitterから見込み客がブログに来てくれて、そこからメルマガに登録してくれる、これもセールスファネルの1つです。
つまり、売り上げを作るための仕組み、特にインターネット上で作る仕組み(多くの場合、自動化されている)のことを指すと思ってください。
だから今日は、この強力なセールスマシーンである【セールスファネル】の作り方、そして自動化の仕組みについて詳しく解説します。
セールスファネルの基本図
セールスファネルを図に表すと上のようになり、左側がお客さん(見込み客)との最初の接触で、右側が最終的なセールスという流れになっています。
右側に行くにつれて図が小さくなっているのは、接触(認知)できたお客さん全員が買うことは当然なく、少しずつ数が絞られていくからですね。
少し難しい話になってきましたので、“美容院“を例に出してみましょう。
セールスファネルの流れ(例)
- トラフィック:美容院が運営するTwitterの宣伝投稿を、300人の見込み客のかたが読んでくれた。
- コンバージョン:300人のうち、5人が美容院の運営するLINEに登録してくれた。
- リード:その5人にLINEで何度か連絡を取って、信頼関係をたくさん深めることができた。
- セールス:最終的に1人が来店予約(コンバージョン)をしてくれた。
少し理解が進んだでしょうか?
話の性質上、マーケティングの専門用語がいくつか出てきましたので、下では1つ1つの用語について、個別に解説させていただきます。

トラフィック
セールスファネル図の最初に出てくるトラフィックとは、簡単に言うとあなたのビジネスに【接触してくれた人数】のことを指します。
また、ホームページで言えば“アクセス数“ですし、ブログで言えば“PV数“とも言い換えることができますね。
トラフィックの種類はさまざまで、ネット上なら主にSNS(Twitter・YouTubeなど)・広告・ブログ・口コミサイトなどが当てはまります。
コンバージョン
トラフィックで集めたお客さん(見込み客)を、あなたが望む【特定のアクション】に誘導する、またはアクションそのもののことをコンバージョンと言います。
たとえばECショップだと“購入“にあたり、サービス業だとお問い合わせにあたり、またはLINE・メルマガに登録してもらうようなアクションのことですね。
LINE IDやメールアドレスなどの連絡先をゲットできてはじめて、あなたは側からその見込み客に接触(連絡)ができるようになります。
リード
接触ができるようになった見込み客のかたに、【さらに購入意欲をかき立ててもらう】施策をリードと言います。
たとえば、“無料お試し“や“試供品”を提供したり、“セミナーまたは相談会“に参加してもらうなどのことですね。
最近では“動画”を使ったアプローチや、オンラインセミナー(ウェビナー)といったアプローチが反応率も高く人気です。
セールス
途中にコンバージョンをはさみますが、セールスとは文字通り“ようやく”あなたの【商品・サービスを購入してもらう】ことですね。
セールスファネルの核は、“いきなり売らない”と言うことです(回りくどいように見えますが、高額商品であればあるほど、信頼関係がなければ売れません)。
つまり、最終的なセールスまでに何度も何度も接触(アプローチ)して、“あなた自身を信頼してもらう“ことが大切。
それを可能にしてくれる仕組みこそが、セールスファネルの全体像です。
【ネット集客】E-BOOKあります
もう少し詳しく知りたいかた、ネット集客が初めてというかたに向けて、基本が学べる“E-BOOK“を作成しました。
題して、【個人とスモールビジネス向け“ネット集客“の基本設計図】です。
PDF形式のリスト(もちろん無料!)ですので、下記より“リクエスト“いただければ、いますぐメールにてお送りいたします。
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セールスファネルの構築ツール
ここからは、セールスファネルを構築するための方法について、実際に使うツールをもとに紹介していきます。
おさらいですが、セールスファネルの流れは以下の通りでしたね。
セールスファネルの流れ
- トラフィック
- コンバージョン
- リード
- (コンバージョン)
- セールス
各ファネル(施策)によって、当然ですが使われるツールは違います。
なお、各コンバージョンに使われるツールは似ていますので、2つ目はあえてカッコにさせてもらいました。
それでは1つずつ見ていきましょう。
“トラフィック“向けツール
お客さん(見込み客)にたくさん見てもらうためのツールとしては、やはりソーシャルネットワーキングと言われるような“SNS“が効果的です。
たとえばTwitter・Facebook・YouTubeなどですね。
ただし、これらのツールはあなた(またはのビジネス)のフォロワーが少ないと効果が薄いというデメリットもあります。
なのでコストはかかってしまいますが、初心者のかたが一定数のトラフィックを得るためには、Google・Facebook広告などを活用するのもおすすめです。
もちろん、いますぐタダで始められると言う意味ではSNSが最強ですよね。
以下の本はとても参考になりました。
“コンバージョン”向けツール
集めたお客さんに次のアクションを起こしてもらうには、あなたのビジネスに“誘導“して、登録なり“お問い合わせ“をしてもらう必要がありますよね。
オフラインだと店舗とかになると思うのですが、オンラインならホームページやネットショップなどの“WEBサイト“がそれに当たります。
シリーズ④でも書かせてもらいましたが、これらのサイトはあなた自身でも簡単に作ることができ、しかも低価格。
作成方法・やり方については、下のようにシリーズ④にまとめていますので、ぜひおさらいがてらご覧ください。
まだ持ってないかたは、今すぐ作成することを強くおすすめします。
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ホームページやネットショップの作り方【スモールビジネスの始め方④】
続きを見る
“リード”向けツール
WEBサイトに誘導し、お客さんの方から接触(登録・お問い合わせなど)をしてくれたら、信頼関係を構築していきましょう。
その方法は、“メルマが“か“LINE“の2通りです。
以下が僕が活用しているツールなんですが、自動化もできてどちらも無料でスタートできますからおすすめです。
リード向けツール
メールは、昔からリードアプローチの王道で、あなたから積極的にお客さん(見込み客)にアプローチできる点が、とても優れています。
一方のLINEですが、わりと最近のツールだと思うのですが、お客さんも気軽に登録してくれることから、使うマーケターもかなり増えていますよね。
なお、僕はどちらかと言うとメルマガを推奨していて、その作り方については以下の記事でじっくりとまとめました。
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【メルマガの作り方】ゼロからできる無料テンプレート・例文プレゼントあり
続きを見る
“セールス“向けツール
トラフィック・リード・コンバージョン向けのツールを紹介しましたが、いよいよあなたのビジネスを販売(セールス)していきましょう。
使うツールとしては、ネットショップならBASE(ベイス)ですし、サービス販売ならStripe(ストライプ)などがスモールビジネス向けです。
なぜこれらのツールが必要かと言うと、決済機能がついているからですね。
つまり何かを購入(加入)してもらうためには、お客さんにストレスなくクレジットカード払い・コンビニ払い・代金引換などの決済を行ってもらう必要があります。
そういった意味で言うと、BASEとStripeは超優秀(しかも低コスト)。
当然、僕も両方使っています。
セールス向けツール
ゲット・トラフィック!
本日は、あなたの売り上げを作る“セールスファネル“について、できるだけわかりやすく書かせてもらいました。
このファネルの中で、何がいちばん大切かと言うと、【とにかくトラフィックを集める】ことですね。
もちろん、質の悪いトラフィック(店舗ビジネスで言う“冷やかし“)はあまり望みませんが、それでもゼロよりも全然マシ。
だって誰も知らなければ、誰も買わないですよね。
そこで、次のシリーズでは“トラフィック獲得法“について書いています。