ブログの収益化は、確かに難しいです。
かと言って、決してできないわけではありません。現に僕は、5年前にブログ飯を達成しました。
ブログであまり稼げていないあなたは、もしかすると【読者の検索意図】をしっかりと把握していないだけかもしれませんよ。
この記事の内容
- あなたがブログ収益化に悩む理由。
- Googleの公表する検索キーワードの分類。
- 読者の検索意図を知る方法。
今回は、Googleが公表している検索キーワードの分類をベースに、読者の検索意図の調べ方について詳しく解説します。
これを知る前にブログ収益化を諦めてはいけません!
ぜひ、最後までお付き合いください。
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ほとんどのブロガーが“ブログ収益化を難しい“と悩むワケ
ブログ収益化が難しい感じるブロガーが共通する悩み。
それは、【あなたが書いた記事がそもそも読者に読まれない】ことにあるはずです。
その感覚は間違っていません。
ビジネス事業者さんが行うネット集客とは違い、Googleアドセンスやアフィリエイトで稼ぐブロガーにとって“PV数“(閲覧数)は命です。
うまくいっている(稼いでいる)ブログは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンからキーワード検索によって、たくさんの読者を集めていますよね。
なぜ、多くの読者がそれらのブログには集まるのか?
理由は簡単で、それらのブログ記事が読者の満足度をみたしている(読者の知りたい情報をみたしている)からです。
だから、【読者の検索意図(その情報を検索した理由)】は極めて大切なのです。
検索キーワードによって変わる読者の検索意図
読者の検索意図と検索キーワードが、密接に関わっている例を1つお話しします。
例えば、「車酔 原因(対策)」と「車酔い 治し方」は、ほとんど同じ意味のように感じますが、下のようにその意味や求められる場面は大きく違います。
車酔い 原因(対策)・・・予防(療法)
このキーワードで検索する読者は、車に乗る前に車酔いを防ぐための方法が知りたい。
車酔い 治し方・・・対症 / 対処(療法)
このキーワードで検索する読者は、今まさに車酔いでそれを和らげる方法が知りたい。
つまり検索されるキーワードによって、【読者が求めている(知りたい)情報が異なる】わけですね。
だから、検索キーワードについて知ること(= 読者の検索意図を知ること)は、とても重要なのです。
検索キーワードとは?【基礎知識】
少し前置きが長くなりましたが、まずは初心者のかた向けに基礎知識から説明させてください。
検索キーワードとは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンでユーザー(ブログの読者)が調べ物をしたりするために検索するワードのことです。
検索キーワードの例
- WordPress とは
- HIS タイ
- コンサル 相談
- iPad 最安値
あなたも、上のように検索したことがあると思います。
これらがすべて【検索キーワード】です。
キーワードで変わる検索ボリューム
検索するキーワードによって、そのボリュームは異なります。
ボリュームとは数、つまり検索ボリュームとは“検索数“のことですね。
検索ボリュームとは・・
Google(またはYahoo!)などの検索エンジンで、特定のキーワードがどのくらい検索されたかを表す数字である。
あなたは、 ビッグキーワード・ミドルキーワード・スモールキーワードという言葉を、どこかで聞いたことがあるかもしれません。
これは検索される数で分類した言葉です。
月間検索ボリュームの目安 | 検索ボリュームの呼び名 | 難易度 |
1万回以上 | ビッグキーワード | ★★★ |
1,000~1万回 | ミドルキーワード | ★★☆ |
1,000回未満 | スモールキーワード | ★☆☆ |
特定のキーワードに対する検索ボリュームって、実はあなたでも簡単に確認することができますから、その方法は以下の記事で詳しく解説しました。
-
【検索ボリュームの調べ方】特定のキーワードが毎月どれだけGoogle検索されているかの目安を知ろう
続きを見る
4つに分類される読者の検索意図
さて、上で書いた検索キーワードの例を思い出してみましょう。
- WordPress とは
- HIS タイ
- コンサル 相談
- iPad 最安値
4つを参考例として僕があえて選んだのには、実はとても重要な意味がありました。
それは、読者の検索意図はおおよそ4つに分類できるからです。
4つの分類
- WordPress とは ・・・Know(知りたい)型
- HIS タイ ・・・Go(行きたい)型
- コンサル 相談 ・・・Do(したい)型
- iPad 最安値 ・・・Buy(買いたい)型
あなたが何か検索するときも、ほぼこの4つのどれかに当てはまりますよね?
当然、この分類はGoogleが公式に認めています。
Googleが公表する検索キーワードの分類
理解を深めてもらいやすいように、Googleが公表する4つの分類を、まずは早見表におこしてみました。
検索キーワードの分類 | 意味 | キーワードの例 |
Know(知りたい)型 | ○○を知りたい(情報収集系) | Google とは / 東京駅 行き方 … など |
Go(行きたい)型 | ○○に行きたい(指名検索系) | ユニクロ 期間限定 / iPhone 新作発売日 … など |
Do(したい)型 | ○○したい(取引/購入系) | コンサル 相談 / 車買取 一括査定 … など |
Buy(買いたい)型 | ○○を買いたい(購入/取引系) | WordPress 有料テーマ / かに 通販 … など |
参考:4 new moments every marketer should know | Think with Google
以下では、これらの分類について傾向と対策を1つ1つ見ていきましょう。
記事を書くときに、ぜひ役立ててください。
重要なのでもう一度
読者の満足度をみたしているブログ記事とは、これら【4つの分類(読者の検索意図)をふまえて書かれている】もの、これがすべてです。
Know(知りたい)型
4つの分類、1つ目はKnow(知りたい)型。
情報収集系の検索キーワードで、インフォメーション型(専門用語で、インフォメーション・クエリ)とも言います。
Know(知りたい)型の例
- Google とは
- 東京駅 行き方
- Facebook 使い方
- WordPress 初期設定 … など
情報収集系のキーワードで検索する読者の、主な検索意図はズバリ【○○を知りたい】ですね。
ネット上に溢れるほとんどの情報が、Know(知りたい)型に当たります。
例えば僕のブログで言うと、以下のような記事が当てはまります。
Go(行きたい)型
4つの分類、2つ目はGo(行きたい)型。
案内系の検索キーワードの1つで、ナビゲーション型(専門用語で、ナビゲーション・クエリ)と言います。
Go(行きたい)型の例
- HIS タイ
- Amazon セール
- ユニクロ 期間限定
- iPhone 新作発売日 … など
上の例のように固有名詞を使うような、いわゆる指名検索キーワードのことですね。
世間で有名な固有名詞は、特に検索数が多い傾向にあります。
もしあなた個人のブログ名や、あなたの会社名検索数が多いのなら、それだけ知名度が高い(認知されている)という証拠でもありますね。
例えば僕のブログで言うと、以下のような記事が当てはまります。
Do(したい)型
4つの分類、3つ目はDo(したい)型。
取引系の検索キーワードの1つで、トランザクション型(専門用語で、トランザクション・クエリ)と言います。
Do(したい)型の例
- コンサル 相談
- 車買取 一括査定
- 海外留学 資料請求
- ネット印刷 見積もり … など
上の例のように、特定の取引(アクション)を連想させるような検索キーワードのことです。
金銭に関わるような行動を起こすためにする検索ですから、CV(コンバージョン)にとても近いキーワードと言えます。
例えば僕のブログで言うと、以下のような記事が当てはまります。
Buy(買いたい)型
4つの分類、3つ目はDo(したい)型。
こちらも取引系の検索キーワードの1つで、同じくトランザクション型(専門用語で、トランザクション・クエリ)と言います。
Buy(買いたい)型の例
- iPad 最安値
- iPone 12 mini レビュー
- WordPress 有料テーマ
- かに 通販
上の例のように、ストレートに金銭を連想させる検索キーワードですから、読者の検索意図はCVにもっとも近くなります。
ブロガーであれば、商品レビューとか比較記事がこれに当たります。
例えば僕のブログで言うと、以下のような記事が当てはまります。
ブロガーはどの分類に焦点を当てるべきか?
ここまでは、Googleも公表する4つの検索キーワードの分類から見る、読者の検索意図について解説しました。
でも、ブロガーであるあなたが知りたいこと、それは【どの分類に焦点を当てて記事を書くべきか?】ですよね。
もちろん、いちばん重要なのはコンバージョン(広告のクリックなど読者のアクションの意)に近いキーワード。
つまり金銭を連想させるBuy(買いたい)型や、Do(したい)型の検索キーワードです。
しかし、これらの検索キーワードは大手企業や広告主も狙う、激戦区です。
ブログ記事がそんなに多くないブロガーや、初心者の方がGoogleやYahoo!などの検索エンジンで上位表示を狙うのは、残念ながらほぼ不可能ですね。
とは言っても、やり方はあります!
ブログ初心者のかたは、以下2つの戦略で攻めましょう。
ロングテールキーワード戦略
ツリー構造戦略
1つ1つ詳しく解説していきますね。
ロングテールキーワード戦略
1つ目が、ロングテールキーワードを狙う戦略です。
簡単に言うと、競合が少ないけれどそれなりの読者が確実に存在する(検索する)、いわば穴場キーワードを狙う戦略のことですね。
例えば、「iPad」という検索キーワードで見てみましょう。
「iPad」単体で上位表示を狙うのはほぼ不可能ですし、「iPad レビュー」でもかなり厳しいです。
しかし、「iPad 第8世代 できること」ならどうでしょう?
検索ボリューム(月間検索数)は100回以下と少ないですが、確実に需要(読者)は存在している穴場キーワードです。
自信をつけるためにも、ブログ初心者のかたはこういった検索キーワードを狙っていきましょう。
キーワード選定について深く学ぶなら、「【キーワード選定のやり方】ブログ・アフィリエイト向け5つのコツとおすすめツール」をご覧ください。
ツリー構造(まとめ記事)戦略
2つ目が、ツリー構造(まとめ記事)戦略です。
上の図解のように、まずは検索ボリュームの少ないキーワード(ロングテールキーワード)で記事を多数書き、Googleからの評価を少しずつ積み上げていきます。
そして最終的にそれらの記事を、ビッグキーワードで書いた【まとめ記事】にリンクして繋げてあげる方法ですね。
ツリー構造(まとめ記事)こそが、初心者のかたがビッグキーワードを狙える唯一の正攻法、と言って間違いありません。
詳しい解説なら、「【まとめ記事の書き方】ブログPVを爆増させるSEO対策の1つとは?」をご覧ください。
事業者さんなら“Do&Buy“型が最重要!
サービス業(実店舗なしも含む)や、店舗を持つ事業者のかたなら、間違いなくDo(したい)型とBuy(買いたい)型の検索キーワードが重要です。
その理由は、Know(知りたい)型のような読者を集めるような記事は、とても労力がかかるわりにCV率が低いからですね。
一方で、Do(したい)型とBuy(買いたい)型は、金銭を連想させるキーワードですから、CV率が高くなる傾向にあります。
そうなると集客はどうなるの?という疑問が聞こえてきそうですが、CV率が高くて費用対効果が出るなら、有料広告を回すという手もあります。
なお、スモールビジネス事業者さん向けの集客方法なら、SNS、特にTwitterは絶対にマストですから、この機会にぜひ始めてみましょう。
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読者の検索意図(検索キーワードの分類)まとめ
今回は、ブログ収益化に大切な読者の検索意図について、検索キーワードの分類をもとに詳しく解説しました。
検索されるキーワードによって、【読者の求める(知りたい)情報】は違いますから、しっかり理解する必要があります。
そして、Googleが公表する4つの分類を参考にすると良い、という話をしました。
検索キーワードの分類
Know(知りたい)型
とは、方法、やり方など、読者の“知りたい“を満たすためのキーワード。
Go(行きたい)型
会社名、店舗名、商品名など、読者の“指名検索“を満たすキーワード。
Do(したい)型
相談、見積もり、資料請求など、読者の“したい“を満たすキーワード。
Buy(買いたい)型
購入、比較、通販、有料など、読者の“買いたい“を満たすキーワード。
ブログの収益化は、確かに難しいですよね。
ですが、しっかりと読書を満足させる記事が書けるようになれば、必ずあなたも収益化できます!
今回の内容は、ブログ記事を書くときに何度も何度も読み返して、ぜひ理解を深めていってください。
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