
キーワード選定とは、【検索エンジンの検索結果で上位表示させるキーワードを決める】作業のことを指します。
つまり、あなたのブログにぴったりと合う読者(見込み読者)を、ピンポイントで呼んでくるための方法ですね。
この記事の内容
- 検索ボリュームの見極め方。
- 無料ツールを使って選定する方法。
- PVアップ&ツリー構造で上位表示させる方法。
キーワード選定をしっかりやっているブログと、反対にまったくやっていないブログでは、月間PV数に驚くほど大きな違いが出ます。
そこで今回は、キーワード選定の方法について、無料ツールを使いながら初心者のかたでもわかるように、詳しく解説しました。
このテクニックを知らずして、あなたのブログ生活は始まりません!
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キーワード選定とは?【基礎知識】
まずは基礎知識から説明しましょう。
キーワード選定とは、検索エンジンの検索結果に【どんな検索ワードで上位表示させたいか】を決める作業のことを指します。
例えば、あなたが渋谷区で美容院を経営しているとすると、「渋谷区 美容院」などのキーワードで、上位表示させたいですよね?
また、あなたがアフィリエイト商材として脱毛器具などを販売していれば、「脱毛器具 メンズ おすすめ」などのキーワードで、上位表示させたいはずです。
このように表示させたいキーワードを決める作業のことを、一般的にキーワード選定と呼びます。
ブログ執筆にキーワード選定が大切な理由
ブログ・アフィリエイト、またはサイト運営にキーワード選定が極めて重要な理由、それは選ぶキーワードによって、成果がまったく違ってしまうからです。
例えば、「めまいがする」と「くらくらする」はほとんど同じ意味ですが、下のように検索ボリュームは大きく違います。
(1ヶ月間に検索されている回数を、専門用語では検索ボリュームと言います)
- めまいがする:2,900回 / 月
- くらくらする:4,400回 / 月
せっかくなら、多く検索されているキーワードで上位表示させたいですよね?
だからキーワード選定は、とても大切なのです。
キーワードによって変わる読者の検索意図
検索ボリューム数と同じように、キーワード選定では【読者の検索意図】をしっかり汲み取ることも同じように大切です。
例えば、あなたがアフィリエイト商材として、「ビットコイン」を扱っているとしましょう。
いますぐ客(すぐに購入するお客様)に記事を読んでもらいたい場合、どのキーワードを選定するべきでしょうか?
検索キーワードの例
- ビットコイン とは
- ビットコイン 購入方法
少し難易度が高い質問でしたか?
それなら、読者の検索意図を考えてみましょう。
「ビットコイン とは」で検索する読者は、きっとあまりビットコインについては詳しくなく、どういうものなのかを知りたいとうのが検索する理由のはずです。
一方、「ビットコイン 購入方法」と検索する読者は、ビットコインについては知っていて、文字どおり購入する方法を知ることが検索理由のです。
なんとなくイメージはつかめましたでしょうか?
Googleが公表する検索キーワードの分類
読者の検索意図については、Googleが公表している検索キーワードの分類を見ると、もっと理解が深まるはずです。
Googleは、検索キーワードを以下の4つに分類しました。
Know(知りたい)型
とは、方法、やり方など、読者の“知りたい“を満たすためのキーワード。
Go(行きたい)型
会社名、店舗名、商品名など、読者の“指名検索“を満たすキーワード。
Do(したい)型
相談、見積もり、資料請求など、読者の“したい“を満たすキーワード。
Buy(買いたい)型
購入、比較、通販、有料など、読者の“買いたい“を満たすキーワード。
このように、検索キーワードを分類することで、読者の検索意図をおおよそ想像(想定)することができます。
「【検索キーワードの種類】読者の検索意図の分類を正しく学んでブログ収益化を達成しよう」で、もっと詳しく解説しました。
キーワード選定のやり方【5つの基本ステップ】
さっそくですが、キーワード選定の方法を5つのステップに分けて解説します。
ちなみに、無料ツールを使いますのでご安心を。
5つの基本ステップ
- 狙うキーワードを決める。
- 無料ツールでキーワード候補を洗い出す。
- 検索ボリュームで優先順位わけする。
- 読者の検索意図をふまえて記事を書く。
- 執筆後は定期的にリライトする。
1つ1つ、順番に見ていきましょう。
狙うキーワードを決める
まずは、あなたのブログでメインとなるキーワードを決めましょう。
メインキーワードを決めることのメリットは、ブログ運営中に脱線しない(関係ない記事を書かない)ための指標になります。
当ブログだと、メインキーワードは「ブログ」などですね(複数でもOKですが、あまり多すぎるのはNGです)。
具体的には、以下のようにメインキーワードは決めましょう。
- ジャンルで決める
例えば、沖縄について書くなら、メインキーワードは「沖縄旅行」「沖縄のレストラン」などが当てはまります。
- 商品名で決める
例えば、「iPad」「iPhone」のように広く知られている商品名(商標)は、メインキーワードになりえます。
基本的に、メインキーワードの良し悪しはありません。
あなたのブログ内容や方向性に合致する、単一(または2語程度)のキーワードをメインとしてください。
無料ツールでキーワード候補を洗い出す
メインキーワードが決まったら、それに関連する他のキーワード(一緒に検索されるキーワード)を、たくさん見つけていきましょう。
と言っても自分で考える必要はあ利ません。
ここで登場するのが、「ラッコキーワード」という無料ツールです。
ラッコキーワードの使い方
今回は、「ブログ」をメインキーワードとした場合を参考にしながら、ツールの使い方を解説します。
まずは以下のように、ラッコキーワードで検索。
すると、以下のように「ブログ」を含んだ、一緒に検索されるキーワードが表示されました。
(この検索結果は、実際にGoogle・Yahoo!などの情報がベースになっています)
- 赤枠:検索需要の多い上位10個
- 青枠:スペースを使った検索キーワード例
※なお、サジェストキーワードとは、読者がGoogleなどの検索エンジンで、メインキーワードと一緒に検索しているキーワードのことです。
これらの検索結果のなかから、あなたのブログ内容やメインキーワードに合致するものを選んでください。
今回は、「ブログ 収益化」を例にします。
ただし、「ブログ」や「ブログ 収益化」だとビックワード(競合の多いキーワード)すぎるので、さらに絞り込んでいきます。
以下の赤い矢印のように、再検索マークをクリックします。
すると、「ブログ 収益化」という2つのキーワードを含んだ、合計3つからなる検索キーワードの例が出てきます。
以下のように、「全キーワードコピー(重複除去)」をクリックして、コピーしてください。
まずは、ここまでがラッコキーワードの使い方です。
キーワードプランナーの使い方
続いては、先ほどコピーした3語以上のキーワードの検索ボリューム(1ヶ月間の検索回数)を調べましょう。
ここでは「キーワードプランナー」と言う、Google公式の無料ツールを使います。
キーワードプランナーを使うためには、Google広告用のアカウントへ登録する必要があります。
なお、アカウント登録がまだのかたは下の過去記事では、登録方法を写真とともに解説していますので、ぜひ参考にしてください。
完全攻略版!
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【キーワードプランナーの使い方】無料の登録方法から検索ボリュームの調べ方まで完全解説
続きを見る
それでは実際に使ってみましょう。
もちろん広告を出さなければ、【無料】で使えますのでご安心を!
まずはGoogle広告にログイン後、下の画像のように「検索のボリュームと予測のデータを確認する」を選択します。
※まだGoogle広告に登録していない場合、まずは登録作業から始めてください(広告を出さなければ、無料で使えます)。
続いては、先ほどラッコキーワードでコピーした3語以上のキーワードリストをペースト(貼り付け)し、「開始する」をクリックします。
その後、「月間平均検索ボリューム」をクリックすると、多 → 少の順に表示されます。
- 100:月100回程度の検索が見込める。
- 100〜1,000:月100〜1,000回程度の検索が見込める。
- 1万:月10,000回程度の検索が見込める。
さいごに、この情報をデータとしてダウンロードしておきましょう。
右上の方にある「↓」マークをクリックして、CSVファイルをダウンロードします(今回はGoogleスプレッドシートを選択しました)。
検索ボリュームで優先順位わけする
それでは、キーワードの月間検索ボリューム数を見ながら、それぞれに優先順位をつけていきましょう。
※なお、ダウンロードしたGoogoleスプレッドシートは、下のようにキーワード・検索ボリューム・難易度などだけ残しておけば、とても見やすくなりますよ。
おさらいになりますが、検索ボリューム(月間検索ボリューム)とは、そのキーエアードが1ヶ月間に検索された回数のことを指します。
ブログ記事を書くときは、この「検索ボリューム」を必ず意識してください。
完全解説記事!
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【検索ボリュームの調べ方】特定のキーワードが毎月どれだけGoogle検索されているかの目安を知ろう
続きを見る
当然、多く検索されていればいるほど、あなたの記事が読まれる回数は多くなります。
しかし、初心者のかた・ブログを始めたばかりのかたは、検索ボリュームがもう少し少ないキーワードを狙うようにしてください。
検索ボリュームの難易度
- 1,000以上:競合が多くて上位表示の難易度が高い。
- 100〜1,000:上位表示される可能性があり、それなりのアクセスも見込める。
- 100以下:上位表示されやすいがアクセスは少なめ。
このように、ある特定のキーワードで上位表示させるためには、検索ボリュームごとに難易度があります。
初心者のかたは、小さな数字を1つ1つ刻んでいくことが大切ですから、100〜1,000以下を狙いましょう。
ロングテールキーワードを狙おう
あなたはロングテールキーワードという言葉をご存知でしょうか?
簡単にいうと、競合が少ないけれどそれなりの読者が確実に存在する(検索する)、いわば穴場キーワードのことです。
例えば、英語学習のブログを始めたとして、いきなり「オンライン英会話 おすすめ」で上位表示することは、ほぼ不可能です。
そうではなくて、(あくまでもジャストアイディではありますが)、「オンライン英会話 早朝(または深夜)ネイティブ」とかを狙っていきましょう。
つまり、検索数が少ないけれど確実に上位表示を狙えそうな、ニッチなキーワードでしっかりと記事を書いていく、という戦略です。
ビッグキーワードで上位表示させるコツ
ブログは成長するもの(させるもの)です。
だから、検索ボリュームが1,000とか10,000とか、いわゆるビッグキーワードであっても、将来的な上位表示は十分可能ですので、ご安心を。
その攻略法としては、例えば【ツリー構造(まとめ記事)】などが有名です。
上の図解のように、まずは検索ボリュームの少ないキーワード(ロングテールキーワード)で記事を多数書き、Googleからの評価を少しずつ積み上げていきます。
そして最終的にそれらの記事を、ビッグ(またはミドル)キーワードで書いた【まとめ記事】にリンクして繋げてあげる方法ですね。
ツリー構造(まとめ記事)は、初心者のかたが難易度の高いキーワードを狙える唯一の正攻法、と言って間違いありません。
>>【まとめ記事の書き方】ブログPVを爆増させるSEO対策の1つとは?
読者の検索意図をふまえて記事を書く
ここまでキーワード選定ができたら、あとは記事を書いていきましょう。
とは言っても、独りよがりの記事を書いてはいけません。
選定したキーワードをベースとした、読者の検索意図をふまえた記事を書くことが大切です。
そのときに使える考え方が、上でも書いた【Googleが公表している検索キーワードの分類】ですね。
Know(知りたい)型
とは、方法、やり方など、読者の“知りたい“を満たすためのキーワード。
Go(行きたい)型
会社名、店舗名、商品名など、読者の“指名検索“を満たすキーワード。
Do(したい)型
相談、見積もり、資料請求など、読者の“したい“を満たすキーワード。
Buy(買いたい)型
購入、比較、通販、有料など、読者の“買いたい“を満たすキーワード。
例えば、「ブログ 収益化」なら【Know(知りたい)】に分類されます。
ただしこれはあくまでも顕在ニーズ(目に見えるニーズ)です。
優れたブログ記事は、読者の潜在ニーズ(目に見えないニーズ)についても、網羅的にまとめられているべきです。
ここで、「ブログ 収益化」の潜在ニーズを考えてみましょう。
例えばブログを使って「楽に収益が上がる方法」や、「隙間時間で収益を上げる方法」などがありますよね。
そういった読者の裏の裏まで書いてあげること。
これこそが、【読者の検索意図をふまえて記事を書く】の本質です。
なお実務ベースで書き方を勉強するなら、「【まるパクリOK】ブログアフィリエイト記事の書き方(例文テンプレートあり)」を、ぜひ参考に。
執筆後は定期的にリライトする
キーワード選定のやり方の解説は以上です。
しかし、上でもブログは成長するものだと書きましたが、キーワードを選定して記事を書けば終わり、というわけでは決してありません!
あなたの選定したキーワード(記事執筆までを含む)が、正しかったのかどうかをしっかりとウォッチしてあげる必要があります。
とは言っても、すべてのキーワードを1つ1つ検索して順位を確認するのは、とても手間のかかる作業ですし、現実的ではありませんよね?
検索順位を簡単に確認するなら、「検索順位チェックツールGRC」というツールがおすすめです。
このツールは、Google・Yahoo・Bingでの検索順位を自動でチェックしてくれるので、とても便利です。
検索順位をウォッチする理由
- 選定したキーワードで上位表示できたかの確認をするため。
- 上位表示できてなければリライトをするため。
- リライト後に上位表示できてなければキーワードの再選定をするため。
- (それの繰り返し)
以上が、キーワード選定のやり方(記事執筆を含む)です。
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キーワード選定のやり方 まとめ
今回は、キーワード選定の方法を、特にブログ・アフィリエイト向けに詳しく解説しました。
ラッコキーワードやキーワードプランナーなどの無料ツールを使って選定する方法を、5つのステップに分けています。
5つの基本ステップ
- 狙うキーワードを決める。
- 無料ツールでキーワード候補を洗い出す。
- 検索ボリュームで優先順位わけする。
- 読者の検索意図をふまえて記事を書く。
- 執筆後は定期的にリライトする。
特に、キーワード選定したら終わりではなく、読者の検索意図をふまえて記事を書いてあげること。
その後は、定期的なリライトをすることがセットで、キーワード選定と言えます。
ぜひ参考にしてください!
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