スモールビジネス × AI

考え方2026年5月27日

「自分には売れるものがない」と感じる人ほど、まずは自分自身を棚卸ししてみよう

これまでの経験や知識を棚卸ししてオンライン商品を考えるイメージ

「自分には売れるものがないんです」

オンラインで何か始めたい方と話していると、こういう言葉を聞くことがあります。

会社員として働いてきた。

趣味はいくつかある。

人から相談されることもある。

でも、それを商品にするほどのものではない気がする。

そう感じている方は、かなり多いと思います。

ただ、僕は「本当に何も売れるものがない人」は、ほとんどいないと思っています。

もちろん、いきなり講座やサービスとしてきれいに形になっているわけではありません。

でも、会社で身につけた得意なこと、これまで何度も相談されてきたこと、趣味で深く調べてきたこと、失敗しながら覚えたこと。

そういう経験の中に、誰かがお金を払ってでも知りたいことや、手伝ってほしいことが眠っていることはよくあります。

問題は、それがないことではなく、自分では気づきにくいことです。

自分にとって当たり前のことほど見えにくい

売れるものを考えるとき、多くの人は「すごい実績」や「専門資格」から探そうとします。

もちろん、分かりやすい実績や資格があるなら、それは強みになります。

でも、商品になるものはそれだけではありません。

たとえば、

  • 職場でいつも新人に教えていたこと
  • 周りの人より少し早くできる作業
  • 何度も任されてきた資料作成や段取り
  • 趣味で長く調べてきたジャンル
  • 自分が悩んで乗り越えてきた経験
  • 友人や同僚からよく聞かれること

こういうものは、自分では「普通のこと」に見えます。

なぜなら、自分にとっては何度もやってきたことだからです。

でも、これから始める人にとっては、その「普通にできること」がとても助かることがあります。

自分では5分で判断できることでも、初めての人は何時間も迷います。

自分では当然だと思っている順番やコツが、誰かにとってはお金を払ってでも知りたい近道になることがあります。

会社で得た経験も、立派な材料になる

「会社員経験しかないので」と言う方もいます。

でも、会社で働いてきた経験は、かなり大きな材料です。

たとえば、事務、営業、接客、教育、採用、経理、資料作成、プロジェクト管理、社内調整、顧客対応。

どれも、外から見ると十分に価値があります。

大事なのは、肩書きだけで考えないことです。

「営業をしていました」だけだと広すぎます。

でも、少し細かく見ていくと、

  • 初回相談で相手の悩みを聞き出すのが得意だった
  • 提案資料を分かりやすく作るのが得意だった
  • クレーム対応で相手を落ち着かせるのが得意だった
  • 社内の人を巻き込みながら進めるのが得意だった
  • 新人がつまずくところを教えるのが得意だった

このように、具体的な強みが見えてきます。

この具体性が、オンライン商品や個別相談、講座、テンプレート、サポートサービスの種になります。

趣味で調べてきた知識も、誰かの役に立つ

仕事だけではありません。

趣味で長く調べてきたことにも、売れるものの種はあります。

旅行、語学、料理、ガジェット、写真、子育て、健康管理、片付け、推し活、家計管理、海外生活、資格勉強。

自分では「好きで調べていただけ」と思うかもしれません。

でも、これから始める人にとっては、何を選べばいいのか、どこでつまずくのか、何から始めればいいのかが分かりません。

そこに、あなたが調べてきた順番や、失敗したこと、買ってよかったもの、やめたほうがよかったことが役に立ちます。

ただの知識ではなく、「実際にやってみた人の判断」として価値が出ることがあります。

ChatGPTに聞くと、自分では見落としていた材料が出てくる

こういう棚卸しは、ひとりで考えると意外と難しいです。

自分の経験ほど、当たり前に見えてしまうからです。

そこで、ChatGPTのようなAIを使うとかなり考えやすくなります。

たとえば、次のように聞いてみます。

私はこれまで、会社で営業事務を7年してきました。
資料作成、顧客対応、日程調整、新人への業務説明をよく任されていました。
趣味では海外旅行と英語学習についてよく調べています。
この経験から、個人向けに販売できそうなサービスや講座のアイデアを出してください。

AIにこう聞くと、自分では思いつかなかった切り口が出てくることがあります。

もちろん、出てきたアイデアをそのまま商品にすればいいわけではありません。

AIは、あくまで壁打ち相手です。

でも、自分の経験を別の角度から見てもらうには、とても役に立ちます。

「これは売れない」と自分で止めていたものが、少し言い方を変えるだけで、誰かの悩みに届く形になることがあります。

売れるものは、最初から完成品でなくていい

オンライン商品というと、最初から立派な講座や完成されたサービスを作らないといけない気がするかもしれません。

でも、最初はもっと小さくて大丈夫です。

  • 30分の個別相談
  • 1時間の壁打ち
  • 小さな勉強会
  • チェックリスト
  • テンプレート
  • 初心者向けの伴走サポート
  • 過去に自分が困ったことをまとめたPDF

こういうところからでも始められます。

大事なのは、「自分が何を売りたいか」だけでなく、「誰のどんな困りごとを軽くできるか」を見ることです。

経験を棚卸しするときも、ただ自分史を書くのではなく、相手の悩みとつなげて考えると商品に近づきます。

まとめ

「自分には売れるものがない」と感じるときほど、いきなり商品名を考えるより、まずは経験を棚卸ししてみるのがいいと思っています。

会社で得た得意なこと。

人からよく相談されること。

趣味で調べてきた知識。

自分が悩んで乗り越えてきたこと。

その中に、誰かにとって価値のある材料が入っていることは多いです。

そして、ChatGPTのようなAIを使うと、自分では見落としていた切り口を見つけやすくなります。

AIに経験を話して、商品アイデアを出してもらう。

出てきた案を見ながら、自分に合うもの、続けられそうなもの、お客様の役に立ちそうなものを選んでいく。

この順番なら、「売れるものがない」というところからでも、少しずつ形が見えてきます。

僕の「AIバイブコーディング1日講座」では、ただAIでサイトを作るだけではなく、こうした経験の棚卸しや、サービスの切り口づくりも一緒に進めます。

自分の中にある材料を見つけて、それをオンラインで伝わる形にしていきたい方は、こちらもご覧ください。

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