
生成AIを使ってみようと調べると、ChatGPT、Gemini、Claudeなど、いくつもの名前が出てきます。
違いを知ろうと比較記事を読む。動画も見る。すると、最初より詳しくなったはずなのに、結局どれを開けばいいのか分からなくなることがあります。
僕も新しいAIが出ると試したくなります。ただ、仕事で使うものを選ぶときは、性能の順位を追いかけるより、普段どこで仕事をしていて、何を終わらせたいのかを見るようになりました。
メールや資料はどこにあるのか。欲しいのは相談相手なのか、文章の下書きなのか。それとも、Webページや小さな仕組みを実際に作りたいのか。
最初の一つは、ここから選ぶほうが分かりやすいです。
ChatGPT、Gemini、Claudeは、最初に何を頼むかで選ぶ
ChatGPT、Gemini、Claudeは、いずれも質問をしたり、文章を書いたり、資料を読ませたりできる生成AIです。できることはかなり重なっています。
だから、「文章なら必ずこれ」「調べものなら必ずこれ」と、きれいに分けるのは難しいです。僕なら、最初に何を頼みたいかで考えます。
| 最初に頼みたいこと | 試す候補 |
|---|---|
| まずAIに相談し、文章、企画、調べものなどを広く試したい | ChatGPT |
| Gmail、Googleドキュメント、Driveにある資料を使いたい | Gemini |
| 手元の資料を読みながら文章を書きたい | Claude |
これは性能の順位ではありません。仕事を始める場所を決めるための目安です。
たとえば、Googleの公式案内では、GeminiをGmail、ドキュメント、スプレッドシート、Driveなどで使えると説明しています。普段からGoogle Workspaceの中で仕事が終わる人なら、その近くにAIがあること自体が選ぶ理由になります。
Claudeの公式案内では、文書やファイルを読み、文章を書き、考えを比べる使い方が紹介されています。手元の資料をもとに文章を作りたい人にとって、Claudeも最初の候補になります。
特に決まっていなければ、まずChatGPTでいい
「まだ何に使うかも決まっていない」という方に一つだけすすめるなら、僕はChatGPTを選びます。
僕自身、文章の切り口を考える、サービスの説明を直す、調べものをする、資料を読むなど、日々の仕事でChatGPTを使っています。公式の機能案内にも、Web検索、ファイルの読み取り、データ分析、画像、文章作成などが載っていて、最初に試せる仕事の幅が広いからです。
ただ、最初から機能を一通り覚える必要はありません。
たとえば、何度も書いている案内メールを一つ選び、「この内容を初めて読む人にも分かるように直して」と頼んでみる。返ってきた文章へ、「ここは普段使わない言葉」「この説明は足りない」と返す。
まずは、このやり取りができれば十分です。
Webページやコードを作るなら、別の種類として考える
ChatGPTやGemini、Claudeに相談していると、文章やアイデアはできても、実際のWebページや仕組みは変わっていない、というところで止まることがあります。
そこで出てくるのがCodexやClaude Codeです。
CodexとClaude Codeは、Webサイトやアプリを作っているファイルを読み、コードを書き、変更を加える仕事に使うAIです。
僕は、ChatGPTで考えた内容をWebページにしたり、このブログの表示を直したりするときにCodexを使っています。会話の中で答えをもらうだけではなく、実際のファイルと画面が変わるところまで進めたいからです。
AIを初めて使う人が、いきなりここから始める必要はありません。ただ、作りたいものがWebページや小さな業務ツールだとはっきりしているなら、会話型のAIだけを比べ続けるより、CodexやClaude Codeを候補に入れたほうが目的に近づきます。
Notionを使っているなら、Notion AIも候補になる
Notion AIも、ChatGPTやGeminiと同じように並べて比べられることがあります。
ただ、Notionの公式案内を見ると、Notionにある文書や仕事の情報を使って検索したり、文章を書いたり、会議の内容を残したりするところに特徴があります。
すでにNotionへメモ、議事録、社内資料をためている人なら、その場所でAIを使えることに意味があります。反対に、Notion自体を使っていないなら、AIのためだけに新しい仕事場まで増やさなくてもよいと思います。
一つの仕事を、一週間だけ試してみる
最初から有料プランをいくつも契約し、同じ質問を全部のAIへ投げる必要はありません。
まず、毎週または毎月繰り返している仕事を一つ選びます。
案内メールを書く。長い資料を短くする。ブログの見出しを考える。会議のメモから、次にすることを書き出す。
その一つだけを、選んだAIで一週間試します。見るのは、どのAIが一番賢そうだったかではありません。
同じ説明を何度も書かずに済んだか。直してほしいところを伝えやすかったか。返ってきたものを仕事で使えるところまで直せたか。
この三つが分かれば、そのAIをもう少し使うか、別の候補を試すかを決められます。
最初に選んだAIを、ずっと使い続ける必要もありません。文章や相談から始めて、Googleの資料を扱いたくなったらGeminiを試す。Webページを作りたくなったらCodexやClaude Codeを加える。それで十分です。
どの生成AIが一番いいかではなく、今の仕事を一つ終わらせるなら、どれを開くか。
最初は、そのくらいの選び方でいいと思います。
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